外構工事で人気の目隠しルーバーフェンスとは?特徴と設置費用を紹介

隣家や道路からの視線が気になる、でも圧迫感のあるフェンスは避けたい。そんな方におすすめなのが「目隠しルーバーフェンス」です。

外構工事のなかでも、住まいのプライバシーとデザイン性を両立できるアイテムとして人気が高まっています。このページでは、目隠しルーバーフェンスの特徴やメリット、設置費用の目安、選び方のポイントまで詳しく解説します。

目隠しルーバーフェンスとは?

視線を遮りつつ、風と光を取り入れるフェンス

ルーバーとは、細長い板(羽板)を一定の間隔で傾けて配置した構造のこと。ルーバーフェンスは、斜めに取り付けられた羽板によって、外からの視線を遮りながらも風通しや採光を確保できるフェンスです。

目隠し効果が高いのに閉塞感がなく、快適な住環境を保ちたい方に選ばれています。

材質や形状のバリエーションが豊富

ルーバーフェンスには、アルミ・樹脂・木調などさまざまな材質があります。水平ルーバー・縦ルーバーといった形状の違いもあり、住まいの雰囲気や目的に合わせて選べるのが魅力です。

目隠しルーバーフェンスのメリットと注意点

プライバシーの確保

斜めの羽板によって、外からの視線を効果的にカットできます。洗濯物干しスペースやリビングの窓まわりなど、視線が気になる場所にも安心して設置できます。

通気性・採光性がある

完全な板塀とは異なり、ルーバー構造ならではの隙間から風が通り、適度に光も取り入れられます。室内の換気や庭まわりの風通しを損ないません。

デザイン性が高い

直線的でスタイリッシュなデザインが特徴で、モダンな住宅との相性も抜群。カラーや材質を外観に合わせれば、外構全体に統一感が出せます。

注意点:設置条件や角度による見え方に注意

ルーバーの角度や向きによっては、内側からの視界も遮られることがあります。設置場所や周囲の環境に応じて、最適な仕様を選ぶ必要があります。

設置場所別の活用アイデア

ルーバーフェンスは、目隠し機能だけでなく、通気性やデザイン性を兼ね備えているため、さまざまな場所で効果的に活用できます。ここでは、設置場所ごとの具体的な使い方や魅力についてご紹介します。

駐車場スペースの目隠しに設置する

道路に面した駐車場やカーポートまわりは、外からの視線が気になりがちです。

ルーバーフェンスを設けることで、車を守るだけでなく、生活感の出やすい部分をさりげなく隠すことができます。

完全に閉じるわけではないため、風通しも確保でき、空間の圧迫感も少なく済むのが魅力です。

シンプルなデザインを選べば、車や住宅の外観にも調和しやすく、スタイリッシュな雰囲気が演出できます。

隣地との境界に設置してプライバシーを確保

お隣との境界部分にルーバーフェンスを設けると、視線をやわらかく遮りながらも、圧迫感を抑えた空間がつくれます。

特に住宅密集地では、庭で洗濯物を干したり、くつろいだりする際の安心感がぐっと高まるでしょう。

木調カラーや縦格子デザインを選べば、自然な目隠しになりつつも、圧迫感のないやさしい仕上がりになります。

また、風通しを保ちたい場合は、角度調整が可能なルーバータイプもおすすめです。

バルコニーやウッドデッキまわりに設置してくつろぎ空間に

2階のバルコニーや庭のウッドデッキまわりは、外からの視線が届きやすく、使用頻度が下がってしまうことも。

そこにルーバーフェンスを取り入れることで、視線を気にせずに過ごせるプライベート空間が実現できます。

風や光を感じながらも、落ち着いた時間を過ごしたいという方にはぴったり。

家族のリラックススペースとして、また読書やティータイムなどにも最適です。

照明や植栽と組み合わせることで、夜間も雰囲気のあるおしゃれな空間に仕上がります。

室外機やゴミ置き場の目隠しとしても効果的

意外と気になるのが、エアコンの室外機や家庭ごみの保管場所。

これらをルーバーフェンスでさりげなく囲ってしまえば、生活感をぐっと抑えられます。

通気性のある構造なので、熱がこもりにくく、室外機の機能を妨げないのも大きなメリット。

また、ゴミ置き場を囲うことで、動物のいたずら防止や散乱防止にも役立ちます。

外構のちょっとした部分にも気を配ることで、全体の美観や機能性が格段にアップします。

設置費用の目安と施工の流れ

費用相場

目隠しルーバーフェンスの設置費用は、材質や高さ・長さによって異なりますが、1mあたり2〜5万円程度が目安です。

既存ブロック塀の上に設置する「化粧フェンスタイプ」や、新たに支柱を立てる「独立基礎タイプ」など、施工方法によっても価格が変わります。

施工の流れ

  1. 現地調査とプラン提案
  2. 見積もりの確認と契約
  3. 支柱設置・基礎工事
  4. ルーバーパネルの取り付け
  5. 完成・引き渡し

設置には通常1〜2日ほどかかりますが、事前の調査や打ち合わせを丁寧に行うことが、仕上がりの満足度につながります。

業者選びで失敗しないために知っておきたいこと

ルーバーフェンスの設置は、外構工事の中でも見た目と機能性の両方が問われる重要な工事です。

そのため、どの業者に依頼するかによって、満足度が大きく左右されてしまうんです。

ここでは「失敗しない業者選び」のために、押さえておきたいポイントを解説します。

過去の施工実績を写真や事例で確認できるかどうか

まず注目したいのは、その業者がどれくらいルーバーフェンスの施工経験を持っているかです。

施工事例の写真やお客様の声などを掲載している業者は、それだけ実績に自信がある証拠です。

具体的な施工例があると、自分の家に取り入れたときのイメージも湧きやすくなりますよね。

「この雰囲気が好みかも」「こういう設置方法ができるんだな」と、選ぶ上での大切な参考になります。

見積もりの内容が詳細で、施工内容が明確に示されているか

次に、見積もり書の中身をしっかりチェックしましょう。

材料費・工賃・下地処理費・施工範囲などが明確に書かれているかどうかが重要なポイントです。

「一式◯円」といった大まかな表記しかない場合は、後から追加費用が発生する可能性もあります。

工事の内容がよくわからないまま進んでしまうと、納得できない仕上がりになることも。

信頼できる業者は、事前にわかりやすく説明し、見積書も丁寧に作成してくれるはずです。

ルーバーフェンスの取り扱い実績やデザイン提案が豊富か

ルーバーフェンスとひとことで言っても、材質やデザイン、色合い、隙間の幅など多くの選択肢があります。

施工店によっては取り扱っていない商品もありますし、設置経験が少ない場合もあるんです。

そのため、自分が希望するイメージに合う商品やデザインを提案してくれるかどうかも大切です。

「この家にはこの角度のルーバーがぴったりです」といった、専門的なアドバイスがもらえる業者なら安心ですね。

地域密着でアフター対応がしっかりしているか

施工が終わってからが、本当の安心の始まりとも言えます。

特にルーバーフェンスは、風雨や紫外線にさらされるため、万が一のトラブルや劣化が起こることもあります。

そんなとき、すぐに相談できる業者が近くにあるととても心強いものです。

地域密着型の施工店であれば、地元の気候や地盤事情にも詳しく、迅速で丁寧な対応を期待できます。

アフターサービスの内容や保証期間も、依頼前にしっかり確認しておきましょう。

まとめ

目隠しルーバーフェンスは、プライバシーを守りつつ快適な住環境を叶える外構アイテムです。

風や光を取り入れながら、デザイン性も高められる点が人気の理由です。

設置には費用やプランの検討が必要ですが、丁寧に対応してくれる専門業者を選べば、満足度の高い仕上がりになります。

『エクステリアNAVI』では、全国の実績豊富な業者を掲載中。目隠しフェンスを検討している方は、ぜひ活用してみてください。

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