外構に塀を作る場合、どんな塀が良い?塀の種類、メリット、デメリットを徹底紹介します!

外構をリフォームして駐車場を作ったり、庭にしたり、塀を作ったりするということがあります。
ただ、塀を作る場合でも塀には種類が色々とあるため、どんな塀にするかによってメリット、デメリットが違いますし費用も変わってきます。
そこでここでは外構に塀を作る場合の塀の種類についてそれぞれメリット、デメリットとともに紹介していきたいと思います。

コンクリートブロックの場合

街中でもよく見かける塀となっているのがこのコンクリートブロックです。
それだけにメリットも多く、一般的な塀となっています。
ここではそんなコンクリートブロックのメリットとデメリットについて紹介していきます。

コンクリートブロックのメリットとは

・耐久性が高く、耐用年数が長い
コンクリートブロックは頑丈で、多少の衝撃ではびくともしません。
また一度施工してしまえば、耐用年数が長いコンクリートですので30年以上は特にメンテナンスをしなくても使用することができます。

・比較的コストを抑えられる
他にもいろいろと塀の種類がありますが、それらの中では比較的コストを抑えられる方法となっています。
それほど高い費用をかけずに品質を求めたい場合には特にむいていると言えます。

・デザイン性を求める場合は化粧ブロックもある
こちらはコンクリートブロックの表面に色をつけたり、模様などをつけたものです。
コンクリートブロックと同様に使用できるのですが、優れたデザイン性のものを手軽に利用できるというメリットとなっています。

コンクリートブロックのデメリットとは

・建築基準法で制限がかかっている
コンクリートブロックは倒壊防止を目的として建築基準法によって「高さ」「厚さ」に制限がかかっています。
その制限は「高さ2.2m以内」「厚さ10cmもしくは15m以内」と定められているため、自由に決めるわけにはいかないのです。

・高さによっては控え壁が必要となる
コンクリートブロックの高さが1.2mを超える場合には控え壁の設置が必要となってきます。
この控え壁を設置する分だけスペースが必要となるために幅をとるというのもデメリットと言えるでしょう。

現場打ちコンクリートの場合

こちらはコンクリートではありますが、少し違ったものです。
メリットとデメリットもはっきりしているコンクリートとなっています。

現場打ちコンクリートのメリットとは

・形状を変えることができる
こちらのコンクリートは作業現場で型枠にコンクリートを流し込んで完成させていきます。
そのため、型枠を加工して形状を作っておけば曲線の形状のコンクリートを作ることも可能となります。

・地盤の強度を高めることができる
その作業現場の地盤が軟弱な場合であったとしても基礎部分のコンクリートと塀となる部分のコンクリートと一体化して作ることが可能となります。
こうして作ることで軟弱な地盤であったとしても強度を高めることが可能となります。

現場打ちコンクリートのデメリットとは

・期待通りに工事できない場合がある
現場でコンクリートを流して作成していくために天気や気温の影響を受けやすい工法となっています。
形状を複雑にした場合などは思うようにコンクリートが流れていかず、たまってしまう場合もあります。
職人の技量が問われる工法とも言えるでしょう。

吹付・塗り壁の場合

一般的なコンクリートブロックをそのままにするのではなく、塗装を施すことによってデザイン性を高めたり、ブロック塀を保護したりする工法です。

吹付・塗り壁のメリットとは

・保護膜を作ることでブロック塀を保護する
コンクリート部分に塗装をして保護膜を作ることによってゴミ、ホコリ、雨などの汚れから塀を守ることができます。
ブロック塀自体の耐用年数を延ばすことができます。

・デザイン性を高めることができる
芸術性の高い塗装を行うことによってブロック塀の仕上がりを美しくすることが可能となります。
周囲の風景や建物と色合いを合わせてデザイン性を高めることができるというメリットもあります。

吹付・塗り壁のデメリットとは

・工期が長くなる、費用が高くなる
塗装については完全に職人の手作業で行われるために完成までの工期が長くなるという可能性があります。
また、作業を行う職人の技術の差もでやすいために注意が必要です。
工期が長くなる、職人の手作業が増えるということはそれだけ費用も高くなることが多くなっています。

・近隣への迷惑が発生する
塗装を行う際には塗料のにおいがでやすく、人によっては「くさい」と感じることも多くあります。
また、専用の機械で吹き付けを行っていくためにその操作音が出るために悪臭、騒音といったトラブルの原因が発生する場合もあります。

レンガやタイルの場合

こちらも比較的使いやすいということで多く利用されている素材です。
メリットとデメリットが似ている部分があるため、合わせて紹介していきます。

レンガやタイルのメリットとは

・汚れにくく、劣化しにくい
レンガやタイルは傷などにも強く、汚れにくいという長所があります。
また、劣化しにくく耐用年数も長いのが特徴となっています。

・色合いや大きさを選ぶことができる
レンガやタイルには色合いや大きさにさまざまなものがあり、種類が豊富です。
建物や周囲の風景に合わせて色合いや大きさを選んで利用することができるので使いやすいという利点があります。

レンガやタイルのデメリットとは

・施工するのに技術が求められる
レンガの積み方やタイルの貼り方には技術が必要となります。
しっかり施工ができていないとレンガが崩れる、タイルが剥がれるといったことがあります。

外構にブロック塀を作ることのメリットとデメリット

外構にブロック塀を作ることにはいくつかのメリットとデメリットがあります。
これらの踏まえた上で工事することで効果的に利用できるでしょう。

外構にブロック塀を作るメリットとは

・プライバシー保護ができる
建築基準法ではコンクリートブロック塀の高さは2.2m以下となっているため、一般的な人の目線よりも高い位置まで塀を作ることができます。
このことによって敷地内、建物内が通行人などから見えなくなるためにプライバシー保護が可能となります。

・安い費用で長く利用することができる
素材にもよりますがブロック塀は施工してから30年前後は特にメンテナンスをしなくてももつとされています。
錆びたり腐ったりすることもありませんので、施工さえ正しくできていれば長期間にわたって利用することができるのです。
こうして長期間利用できるわりには施工費用はそれほど高くならないことが多いので、コストパフォーマンスにも優れています。

外構にブロック塀を作るデメリットとは

メリットの多いブロック塀ですが最大のデメリットが「日当たりと風通しが悪くなる」ということです。
とくに風通しについてはブロック塀が風の通り道を塞いでしまうことになるため、かなり悪くなります。
風が強い地域ではあえて風よけのためにブロック塀を利用することもありますが、そういった地域でない限りはデメリットと感じるでしょう。

まとめ

外構部分をリフォームしてブロック塀を作るには多くのメリットがあります。
ブロック塀には色々な種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあるためそれらを含めて選んでいくと良いでしょう。