外構部分をリフォームして駐車場にするということが人気になっています。
ただ、この場合にもコンクリート、アスファルト、砂利などさまざまな種類の駐車場があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
そこでここでは外構をリフォームして駐車場にする際の種類について、それぞれのメリットやデメリットを含めて紹介していきたいと思います。
コンクリート駐車場について
外構をリフォームして駐車場にする場合に選ばれることが多いのがコンクリート駐車場です。
そこでここではコンクリート駐車場にリフォームする場合のメリットとデメリット、リフォーム費用について紹介していきます。
コンクリート駐車場にする場合のメリットとは
・耐久性が高く耐用年数が長い
コンクリート駐車場の最大のメリットが「耐久性が高い」ということです。
駐車場は何度も車の出し入れをするために負荷がかかりやすいのですが、コンクリートはそれに耐えられる構造となっているため広く利用されているのです。
耐久性が高い、耐用年数が長いというのは大きなメリットなのです。
・掃除、管理、メンテナンスがしやすい
表面をきれいな平面に仕上げることができるためにコンクリートの駐車場は掃除がしやすいというメリットがあります。
雨が降っても水がたまることも少なく、メンテナンスもしやすくなっています。
・模様付けすることができる
まったくデザインを加えずにシンプルな形状で使用されることも多いのですが、おしゃれな模様付けをすることも可能となっています。
そのためデザイン性を重視したいという場合にもおすすめです。
コンクリート駐車場にする場合のデメリットとは
・砂利駐車場よりはコストがかかる
やはりコンクリートを敷設しなければならないため最低限の費用がかかってきます。
コストパフォーマンスは高いのですが、初期導入費用がかかるのは避けられません。
・次にリフォームする際には費用が高くなる
コンクリート駐車場を作って使用し、次にリフォームするという時にはコンクリートの撤去をしなければならなくなるため撤去費用が高くなるということがあります。
ただ、すぐに次のリフォームは考えないという場合には特に問題はないでしょう。
・実際に使用できるまでに日数がかかる
コンクリートを敷設しても完全に乾燥するまでは駐車場として使用はできません。
そのため実際に使用することができるようになるまである程度の日数がかかってきます。
コンクリート駐車場にする場合の費用とは
コンクリートを敷設する際には砕石敷き、型枠処理、鉄筋敷設、コンクリート流し込み、仕上げといくつかの工程があるためにある程度の費用がかかってきます。
一般的には1㎡あたり1～1.5万円ほどとなります。
車一台分の駐車場だと20万円前後が費用の目安となります。
砂利舗装駐車場について
砂利を敷いた駐車場はとにかく「早さ」「安さ」に優れている駐車場です。
ここではそんな砂利舗装の駐車場のメリット、デメリット、費用について紹介していきます。
砂利舗装駐車場にする場合のメリットとは
・施工がとにかく早い
この部分を駐車場にするという区画に砂利を敷き詰めるだけで完成するため、とにかく施工が早いという特徴があります。
すぐに使用することもできるので、できるだけ早く駐車場として使いたいという場合におすすめです。
・コストが安い
砂利を敷くだけで完成するために費用をかけずに駐車場を完成することができます。
コストを抑えて駐車場を完成させたいというのに向いています。
・周囲とデザインを合わせやすい
砂利にはさまざまな大きさ、形、色合いのものがありますので、周囲の雰囲気と合った砂利を使用することでデザインを合わせやすいというメリットがあります。
砂利舗装駐車場にする場合のデメリットとは
・散らばりやすい、偏りやすい
砂利は小さい石であるため、車の出し入れや人の歩行、強風、豪雨などによって散らばってしまう、偏ってしまうということがあります。
砂利が偏ってしまうと見栄えも悪くなりますし、車も出し入れしにくくなります。
また、人が歩く場合にも歩きにくくなります。
・音がうるさい
砂利は外構に敷くときに「防犯対策」としても効果があるものです。
これは踏む時に音が鳴るために不法侵入者があると発見しやすくなるというメリットでもあります。
しかし日常で使用する際にはその音が「うるさい」と感じることがあるかもしれません。
・隙間から雑草が生えてくる
これは何気に大きなデメリットです。
コンクリートを敷設しているわけではないので、砂利の隙間から雑草が生えてくることがあります。
これを防ぐために防草シートを敷くことをおすすめします。
砂利舗装駐車場にする場合の費用とは
砂利舗装の駐車場はコストを抑えてリフォームできる方法です。
1㎡あたり4～8千円ほどとなっており、車一台分のスペースでも6～10万円程度の費用となっています。
もちろん価格の高い砂利を使用すれば高くなりますが、他の方法よりはコストを抑えることができるでしょう。
アスファルト駐車場について
広いスペースでの駐車場、街中の駐車場などでもよく使用されている方法です。
メリットとデメリットがはっきりしている工法でもあります。
アスファルト舗装駐車場にする場合のメリットとは
・コンクリートよりも柔軟性が高い
アスファルトはコンクリートと比べられることが多いのですが、こちらはコンクリートよりも柔軟性に優れているというメリットがあります。
コンクリートは強い衝撃を受けると割れてしまうのですが、アスファルトは衝撃を吸収することができます。
そのため、破損しにくいだけでなく、衝撃音についても吸収するため静穏性が高くなっています。
・すぐに使用することができる
アスファルトは敷設してもコンクリートよりも早く乾燥するために、比較的早く使用することができます。
施工後にできるだけ早く使用したいという人にもおすすめです。
・比較的コストは安い
広い場所に一気に敷設してしまうことができるため、広いスペースになるほどコストパフォーマンスが良くなります。
アスファルト舗装駐車場にする場合のデメリットとは
・高温には弱い
夏の強い日差しを受けることで表面が高温になってしまうことがあります。
こうなると表面が柔らかくなってしまい、その上を車が通過することでタイヤ痕が残ってしまう場合があります。
強い日差しが続くような地域であればあまり適していない方法と言えます。
・敷地が狭い場合はコストが高くなる
広いスペースに一気に敷設する場合などはコストパフォーマンスが高くなるのですが、狭い部分に敷設する場合には費用が高くなる傾向があります。
・デザイン性はない
見た目がシンプルで単調となるため、デザイン性はほとんどありません。
景観を重視したい人にはあまりおすすめできません。
アスファルト舗装駐車場にする場合の費用とは
アスファルト舗装は広いスペースに適している方法です。
1㎡あたり5000～１万円ほどですが、範囲が狭くなると割高になっていくため、一般的には車3台分よりも広い場所で使用されるようになっています。
まとめ
外構をリフォームして駐車場にする際には「コンクリート」「砂利」「アスファルト」が多く利用されています。
それぞれにメリットとデメリットがありますので、それらを踏まえたうえで選んでいくと良いでしょう。
