玄関のタイル張り替え工事はどれくらいの費用がかかる?タイルのメリットと合わせて紹介します!

玄関にタイルを張ることで見た目も良くなり、いろいろなメリットを受けることができます。
ただタイルは一度張ればずっと使えるというものではなく、劣化してくると張り替えが必要となってきます。
そこでここでは玄関のタイル張り替え工事にはどの程度の費用がかかるのか、タイルを張ることのどのようなメリットがあるのかについて紹介していきたいと思います。

玄関タイルの概要について

玄関に張ることができるタイルには一般的なもの、陶磁器のようなもの、天然石のようなものなどさまざまな種類のものがあります。
また、大きさにも種類があり、一辺が10~30cm程度のものが多く使われるのですが広い玄関では50~60cm程度のものが使われる場合もあります。
ただ、タイルは濡れると滑りやすくなるために玄関に使用するタイルはできるだけ滑りにくいものを選ぶことが重要です。
表面がツルツルに加工されているようなものは雨の日などはかなり滑りやすくなります。
表面に模様が彫られている、ザラザラとした加工がなされているものであれば滑りにくいので安心です。

玄関にタイルを張ることのメリットとは

タイルはとにかく大きさ、色、模様など多くの種類があるために予算やデザイン性に合わせて玄関を彩ることが可能となります。
ここでは玄関にタイルを張ることについてのメリットを順に紹介していきます。

掃除、手入れがしやすい

タイルは表面にしつこい汚れがつきにくいだけでなく、もし付いたとしても簡単にふき取ることができるため掃除や手入れがしやすいというメリットがあります。
ただ、タイルとタイルの間の目地部分については汚れがたまりやすくなっているので注意が必要です。
目地を少なくしてしまうと水はけが悪くなってしまうためにどうしても必要となってきます。
そのため目地部分の手入れだけは忘れずに行うようにしましょう。

自由に選ぶことができる

タイルは色、形、サイズ、デザイン性が豊富なため自由に組み合わせることで色々なパターンを作り出すことが可能です。
もちろん機能性、滑りにくさなども重要ですが、見た目の美しさや周囲との調和性をはかることができるのは大きなメリットと言えるでしょう。

玄関にタイルを張ることのデメリットとは

玄関にタイルを張ることでデザイン性を高めることができるのですが、デメリットもあります。
玄関という場所のために泥などの汚れがつきやすいということです。
しつこい汚れはつきにくいのですが、表面上の汚れはつきやすいという特徴があるのです。
掃除や手入れはしやすいので、こまめに掃除していかないと見た目が汚くなります。
黒っぽい色だと汚れが目立ちにくいというイメージがありますが実際には暗い色でもしっかり汚れは目立ちます。
むしろクリーム色、黄色のような明るい色の方が汚れは目立ちにくくなります。

玄関のタイルの張り替えで違う素材にする場合について

玄関のタイルを張り替える際に新しいタイルに変えるのではなく、別の素材のものにするということもあります。
多くは「天然石」「モルタル」となっており、それぞれに特徴があります。
ここではそれらの特徴を紹介していきます。

天然石の場合

玄関部分の床材に天然石が利用される場合があります。
大理石、御影石などがそれにあたるのですが、これらを利用することで高級感、エレガントさを醸し出す玄関となります。
一般家庭だけでなく、マンションやホテルなどの玄関でも多く利用されています。
表面に滑りにくくする加工がされることがあるのですが、使用する天然石によっては「シミができる」「酸に弱い」といったものもあります。
かなりコストが高くなるというデメリットがあるため、人工の大理石を使用することもあるのですが、天然石と比べると「柔らかい」「熱に弱い」といった特徴があるので注意が必要です。

モルタル、コンクリートの場合

古い日本家屋では玄関部分は「たたき」と呼ばれる土間床が一般的でした。
最近では土間床の素材にモルタル、コンクリートを使うことが増えてきています。
単純に表面をツルツルにするのではなく、わざと砂利や砕石を表面に出す「洗い出し」という工法や、金コテを使用してコンクリートを平面にする「金コテ仕上げ」という工法が有名です。

玄関のタイルを張り替える際に必要となる費用について

玄関のタイルは一度張ったら永遠に使えるというわけではありません。
ある程度の期間が来たり、タイルが破損してしまった場合には張り替えることとなります。
ここでは玄関のタイルの張り替えに必要となる費用について紹介していきます。

タイルの工事費用

タイルを工事する際には既存のタイルを剥がしていくという作業と新しいタイルを張っていくという作業を行うこととなります。
地域や職人の技量、使用するタイルなどによってその費用は変わってくることとなります。
一般的にはタイルの工事費用は1㎡あたり5000~15000円ほどとなっています。
これにタイルの費用がかかります。
タイルは1枚150円程度のものから500円以上するような高級なものもありますので、どういったタイルを選ぶかによって費用が大きく違ってきます。

タイルの処分費用

張り替えを行う際には既存のタイルを剥がしていくこととなり、その古いタイルは処分しなければいけません。
一般のゴミとして捨てることができないため、処分費用がかかってくることとなります。
量が多くなるとそれだけ費用が高くなる可能性があります。
一般的な広さの玄関であれば20000~30000円程度の費用と考えて良いでしょう。

他の工事方法の時の費用の目安

玄関にタイルを張らない場合、多く利用されているのはモルタル仕上げなどです。
この場合は1㎡あたり2000~4000円前後の工事費用となります。
ただ、モルタル仕上げの場合は職人の技術の差が出やすいので注意が必要です。

玄関のタイルを張り替える手順について

実際に玄関のタイルの張り替えはDIYでも行うことは可能なのですが、やはり玄関は見栄えが重要となってきますので専門の業者に依頼するのがおすすめです。
ここでは実際にタイルを張り替える際の手順について紹介していきます。

寸法を測って割り付けをしていく

まず正確に工事を行うために寸法を計測していきます。
床の寸法、タイルの配置予定図などを作り、どこをどのようにカットしていくかまでを記入していきます。

固定台を作ってタイルを剥がす

タイルを切断するためにタイルを固定する台を設置していきます。
固定台ができたらタイルを剥がしていきます。
自分で工事をする場合は専用の道具を使ってタイルを剥がしていきます。
巾木についてはカッターナイフなどで剥がすことができます。

下地と目地の調整をする

床面の厚さが均等になるように下地を調整していきます。
下地の調整が終わったら接着剤を使用してタイルを貼り付けていきます。
タイルを貼ったら上から強い力で押さえて圧着していきます。
その後、マイナスドライバーなどを使って目地幅の調整を行います。

まとめ

玄関部分にタイルを使用することが多くありますが、タイルは劣化するために定期的に張り替えをする必要があります。
ただ、タイルにもいろいろな種類がありますし、その種類によって費用も違ってきます。
それらを含めて張り替えを行っていくと良いでしょう。